久しぶりの宮本文学

投稿者: | 2009年7月23日

先日、久しぶりに宮本輝の作品を読んだ。

タイトルは「骸骨ビルの庭」。

日曜版朝日新聞の書評欄で見かけたので気になってすぐに書店へ。

大好きな宮本作品だったが、しばらく遠ざかっていた。

いつもは予算の関係で文庫本か新書にしか手を出さないから

単行本を買うのも久しぶり。

手にのせた単行本の重さを味わいつつ、少し興奮気味に表紙を開いた。

あっという間に宮本文学の世界に引き込まれていった。

以下、本の帯から。

 住人たちを立ち退かせるため、八木沢省三郎は管理人として
 骸骨ビルに着任する。そこは、戦後、2人の青年が子供たちを
 育てた場所だった。食料にも事欠き、庭で野菜を作りながら、
 彼らは命を賭して子供たちと生きた。成人してもなおビルに
 住み続けるかつての子供たちと、老いた育ての親。それぞれの
 人生の軌跡と断ち切れぬ絆が、八木沢の心を動かす。

「人は何のために生きるのか?」という問いに対して、

私はいまだ明確な答えを持たない。

教育に携わる身としては「利他の精神で」といきたいが、

自分に出来ないことを生徒たちには押付けるわけにはいかない。

頭はナチュラル僧侶に近づいているが、

中身はまだまだ世俗にまみれている。

「脱・自分!自分!」を目指したい。

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