おかえりなさい

投稿者: | 2009年10月10日

中3生の生徒さんの授業をしていたときのこと。

彼のぬるい勉強姿勢に突っ込みを入れていたときだったろうか、

お父様が帰宅されたご様子。

 「ただいま。」

それに応えるお母様。

 「おかえりー。」

ごく普通のやり取りなのだが、

お母様の「おかえりー。」が、なんだかとっても自然で優しい。

私は説教しながらも心の中で、

 “ああ、お父さんのことをとっても大切に思っておられるんだなぁ”

 “いいなぁ”

と思っていた。

しかし、それはなぜかどこかで感じたことのある感覚。

そうか。うちのカミさん、いつもこんな感じで私を迎えてくれていたんだな。

心を込めた「おかえり」は、玄関を開ける瞬間まで寄っていた眉間のしわを、

アメフトの選手のように盛り上がってパンパンに張っていた肩を、

奥歯がすり減るくらいくいしばっていたあごを、

一瞬で開放してくれる。

当たり前と思っていたら、ばちがあたるな。

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