会者定離

投稿者: | 2011年2月1日

出会えば必ず分かれる日が来る。

今日、およそ5年お付き合いさせていただいた生徒さんとの最後の授業があった。

朝から「どんな言葉をかけよう?」と、そればかり考えていた。

でも結局、考えていた言葉は伝えられなかった。

彼女は本当に素敵な生徒だった。

口はタメ口、宿題はしない、進路は定まらない...

でも根っこはとてもマジメで繊細。

そしてとにかく優しい。

友だち思いで、文句を言いながらも男女を問わず親身に相談に乗る。

そんな生徒だった。

悩みに悩んだ末、日本の外に興味がある彼女には、

兼高かおるさんの「わたくしが旅から学んだことを贈った。

慎重になりすぎて足元ばかりを見ず、

顔を上げて、もっと遠くを見て欲しいと思ったのだ。

帰り際にご挨拶をするつもりが、

胸がいっぱいで言葉が出ず、

ひたすら頭を下げて「ありがとうございました」を繰り返していた。

いい年をして、本当に恥ずかしい限りだ。

いつの日か成長した彼女に再会し、

またバカ話をしながら一緒に笑いたいものだ。

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