無責任に科学していた、あの頃。

投稿者: | 2014年4月11日

科学者を目指していた頃、日々研究に没頭していた。(あと、お酒とバイクと...)

ただ、ただ面白くて。

無責任でお気楽だった自分が、今は恥ずかしい。

私が籍を置いていた北大の量子化学研究室は、

教官も学生も純粋な人間...はっきり言えば世間知らずの少年のような人間が多く、

ヒエラルキー、権力抗争のようなものは皆無だった。

全ての科学のベースとなる研究であるがゆえに、

世間から見ると「何に役立つの?」と言われてもしょうがない研究だった。

私が最後に研究していたテーマは「c-C3Hの安定構造」というものだ。

おそらく???ではないだろうか。

科学の実は個人のくだらない欲を満たすことに利用されることが、ままある。

私はあの研究室でそんなことを感じることなく科学に浸かることができた。

それはとても幸運なことだったと、今は思う。

自分を中心に地球が回っていると勘違いしている先輩や

浮世離れしている同期の連中に嫌気がさしながらも、

それでも科学は楽しかった。

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