痛い組手の記憶

投稿者: | 2015年10月22日

武道を始めたばかりの頃、組み手が怖かった。

自分の突きや蹴りを繰り出す暇なんてない。

相手の攻撃が当らないよう当らないよう逃げてばかりだった。

しばらくはそれで何とかなった。

しかしある日、相手の蹴りがもろに股間を直撃。

私は意識を失いかけた。

さらに数日後、相手の拳が私の顎に炸裂。

この時は完全に気を失った。

不思議なことに、これらの強烈な痛みを経験した後、組み手に対する恐怖感が薄れていった。

痛みのレベルを知ったからだ。

経験する前は、どのくらいの痛さなのかが分からない。分からないから怖くて仕方がない。

でも一度経験してしまうと、(決して平気ではないが)痛さの予想ができて耐えられる。

さらに、技術も向上し上手く捌くことも出来るようになる。

 

昨日、突然思い出した昔の記憶。

失敗を恐れてなかなか前に進めない近ごろの私に、20年以上前の私がエールを送ってくれているような気がした。

 

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