成績を上げたい。
そう思ったらとにかく勉強する。とにかく頭を鍛える。
それが普通の発想だと思う。
でも、考えてみてほしい。勉強しているときに使っているのは脳みそだけだろうか。
目、耳、首、手、腰、足なども使ってはいないだろうか。
さらに、「これ難しいな。分かんないな。」とイライラしたり、「おお、解けた!」と嬉しくなったりしないだろうか。
意識しないことが多いだろうが、勉強しているとき、頭だけではなく体と心も大いに使っている。
でもそこに目を向ける人はほとんどいない。
世界で活躍するアスリートたちは、きっと想像を絶するトレーニングで体を鍛えているに違いない。
でもそれだけだろうか?体だけ鍛えているのだろうか。
違う。
試合に勝つためには戦術を考える思考力や強いメンタリティーが必要なのは明らかだ。
ゆえに理論武装やメンタルトレーニングは欠かせないだろう。
つまり彼らは体を中心として頭も心も鍛えているのだ。
それなのに、勉強アスリート(?)たちの多くは頭しか鍛えようとしない。
イライラしていたり、自分にマイナスイメージしか抱けなかったら、どうだろう。
どことなく体調が悪かったり、痛いところがあったりしたら、どうか。
覚えること、問題を解くことに集中できるだろうか?
できるはずがない。
しかし、生徒たちは「志望校合格!」と大書して壁にはり、頭だけを鍛えている。
心や体を整えたり鍛えたりする生徒は、ほとんどいない。
私がアドバイスしても聞き入れてもらえない。(ことが多い。)
なぜだろう。
私は心や体の整え方も含めて指導できる家庭教師を目指しているのだけれど…。