私は家庭教師。
教えることを生業としている。
だからとにかくどんな質問にも答えたい。
「お父さん、便秘で気持ち悪いんだけど…」
それはね…
「歌声がうまく出ないんだけど…」
それはね…
「ティラノサウルスの歯ってどのくらい大きいの…」
それはね…
「犯人誰?」
それは知らん。
(最後は一緒にドラマを見ていた妻の質問)
以上、家族の質問。
生徒たちも様々な質問をぶつけてくる。
もちろん教科に関する質問がほとんどだが、
そうではな質問も結構多い。
素粒子論だったり「勉強なんて何の役に立つの」というお決まりの質問だったり。
当然だが、私は知らないことは知らないという。
それがたとえ一般常識的なことであって「知らないと恥ずかしい」ことであっても。
ただ、そのままにはしない。
必ず一緒に考えたり、調べたりする。
何かを知りたいと思うことは素敵なことだ。
「知」への欲求は人間の根源的な欲求だと思うから。
「食欲」を満たすための食事を誰かと共にすることはとても楽しく幸せなことだ。
家族、友人、恋人との食事は何にも変え難い時間に違いない。
「美味しいね。」を共有できることはとても素敵なことだと思う。
「知的欲求」を満たすための学びを共有することもまた、とても楽しく幸せなことにちがいない。
「そうだったんだ!」の瞬間を共有できる人が隣にいると知る喜びは何倍にもなる。
私はその瞬間を毎日共有している。
分からなかったことが分かった瞬間、知らないことを知った瞬間の生徒たちの表情は
まるで豆電球を電池につないだ瞬間のようだ。
「パッ」ではなく「ぷわぁ」と優しく灯る光。
なんとよい表情をするんだろう。
こちらのテンションもついつい上がってしまう。
美味しいものを食べたとき、誰もが笑顔になるだろう。
食べることは生きることだから。
「知」だってきっと同じ気持ちにしてくれるはず。
学ぶことは生きることだから。
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