絶対静止は相対論が否定している。
誰から見ても何処から見ても止まっている状態なんてないと。
動中静あり、静中動あり。
動いていても静止している部分があり、
止まって見えても中では動いている。
陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず。
行き着くところまで行けば反対に向かうということ。
徒然草や方丈記などの古典に根底に流れる無常観。
常に変わらないものなどないということ。
どれだけ深い底にいようとも、
全く前に進めていないように見えても、
諦めさえしなければ必ず出口は見つかる。
そんなことを君に伝えようと思ったのさ。