健康な心臓は柔らかい

はじめに結論を言ってしまいます。

健康 = 柔らかい

です。

「そんなに力まずに。」
「もっと肩の力を抜いて。」
「力づくでやってもダメだよ。」

これ、言われたことがない方はおられないですよね?
人ってついつい力を入れてしまう生き物なんですね。
私は歯磨きしながら肩に力が入っているときがあります。
ひどいときは眉間に縦じわが入るくらい力んでいます。
いつかそこからビームが出るのではないかと心配しています。

以前、神の手を持つというウワサの心臓外科医 天野篤氏が、
あるテレビ番組でおっしゃっていました。

「健康な心臓は手に取ったときに柔らかい。」

名医の言葉には重みがあります。
しかもリアルです。

脱力とダラァ〜ンはちがう

柔らかいとか脱力するとかいってもダラァ〜ンとすることではありません。
それは適度な弾力のある、ゴムボールのような感じです。

最初に述べた結論を少し言いかえてみましょう。

健康 = 食べごろプリップリホルモン

焼く前のフニャフニャホルモンではいけません。
焼き過ぎのカチカチホルモンでもいけません。
心地よい弾力のある食べごろのホルモンです。
たまりません…

ホルモンが苦手な方もおられますね。
代わりになるものと言ったら蒟蒻畑やナタデココあたりでしょうか。

でも、やはり食べごろプリップリホルモンがしっくりきます。

まっすぐ立つ

イメージできましたか?
では、食べごろプリップリホルモンになるためのエクササイズを始めましょう。

最初の一歩は

まっすぐ立つこと

です。
最初の一歩と言いましたが、実はこれこそ究極奥義なのです。

「まっすぐ立つ? ふつうみんなまっすぐ立ってんじゃない?」

そう思われますか?
実は、ほとんどの方がまっすぐ立てていません
ご自分の体感ではまっすぐのつもりが、まっすぐではないことが多いのです。

では、まっすぐ立つエクササイズを始めましょう。
このエクササイズは大きな2つの柱からできています。

  1. ハングド・マリオネット
  2. 脱力イメージトレーニング

目指すところは、

必要最小限の筋肉だけを使って立つ

ということです。

ハングド・マリオネット

まず、自分がしっくりくる幅に軽く足を開いて立ちます。
自分がしっくりくるという部分が大切です。
「肩幅に」と指示されることが多いと思います。
でもここでは自分の感覚を大切に。

次に、
空から降りてきたフックに頭のてっぺんを引っ掛けて、
引き上げてもらいましょう。
まるで舞台が終わって壁にぶら下げられた
マリオネットのように。

大切なことはイメージすることです。
できなくてもかまわないのです。
できなくても気持ちよくなれます。
表情をゆるめて!
ゆったり穏やかな気持ちで!

脱力イメージトレーニング

マリオネットになれたら、
次は頭の上から順に力を抜いていきます。
これも大切なのはイメージです。

「私はゆるんでる、ゆるんでる…」


なかなか力が抜けなくても、気にせず笑顔で。
そんな気分になってみることが大切なのです。

  1. 首から上の脱力
    頭の皮、こめかみ、目の奥、鼻の奥、舌、喉の奥を
    ひとつひとつ慈しむように!

  2. みぞおちの脱力
    舌や喉と連動してゆるみます。
    胃もゆるゆるにしてみましょう。

  3. お腹の脱力
    横隔膜がゆるゆる。
    息がお腹に楽〜に入ってきます。

  4. お尻、太ももの脱力
    リフトアップしたい場所かもしれません。
    でも今日だけはゆるゆるに…。

  5. 最後に。
    ゆるゆるイメージが下まで行き着くと、
    マリオネット感が弱まり地面にどっしり立っている感覚が戻ってきます。
    そのときはもう一度、空のフックにひっぱり上げてもらいましょう。

1から4は、一つずつ練習しても構いません。
今日は首から上だけ、明日はみぞおち、のように。
また、脱力イメージトレーニングは座っていても寝ていてもできます。
もちろん歯磨きしながらも。

まとめ

心と体が健康であるためには弾力のある柔らかさが必要です。

今回は、その弾力のある柔らかさを手に入れるための究極奥義、
「まっすぐ立つ方法」についてお伝えしました。

大切なことは上手くやれるかどうかではなく、
ゆるゆるした気持ちでゆるゆると楽しむことです。
笑顔で。

これからも弾力のある柔らかさを手に入れるためのエクササイズを
ゆるゆるとご紹介してまいります。

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