私には「この曲を聴くとこの生徒を思い出す」という曲がいくつかある。
浜崎あゆみの「No way to say」、リンキン・パークの「Figure.09 」、
絢香の「三日月」、BUNP OF CHICKENの「花の名」など。
たいていの場合、これらの曲を聴くと切なくなる。
彼らの力になれなかったからだ。
彼らはそれぞれ問題を抱えていた。
思い通りに生きられない苦しさの中でもがいていたり、
両親との確執があったり、
DVに苦しんでいたり。
今でも連絡を取り合ったり、会ったりする生徒もいるけれど、
あれっきりになってしまった生徒の方が多い。
家庭教師のできることなんて限定的だ。
彼らが今、幸せであることを願わずにはいられない。