ひとり相撲
フリースクールでの地球環境化学の授業後の出来事。
授業後、講師室に生徒が来て言いました。
「先生、評判悪いよ。」
「えっ?」
「『やっぱり予備校の先生だね』ってみんな言ってるよ。」
「えっ?」
「先生は先生が『ここまでやろう』って決めたことをやろうとしてるけど、
みんなはついていけてないよ。」
そんなつもりはありませんでした。
みんなに少しでも科学の面白さを伝えたい、という一心でした。
その後、また別な生徒が言いました。
「ここの生徒はね、学校で切られてしまった子たちもたくさんいるの。
あんな授業ではついていけない。質問するヒマも考えるヒマもない。」
そして、
「でも、授業は面白かった。」
と。
私は彼女たちの深い思いやりと、自分の不甲斐なさに絶句してしまいました。
どうすればあんなに優しくなれるのだろう。
彼女たちの思いに応えたくて今週の授業は心のスタンスから変えて臨みました。
どれだけ応えられたかわかりませんが、明らかに前回とは空気が違いました。
みんな、ありがとう。
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