毎年のことですが、
この時期は「緊張」と「別れ」と「出会い」がほぼ同時にやってきます。
「緊張」はもちろん入試です。
今年度は受験生が多く、胃に穴が開きそうな思いで毎日過ごしています。
私大や看護の推薦、センター試験、私立高入試、国立大2次、と来て、
今週火曜日は公立高校入試。そして木曜日は国立大学の合格発表。
「緊張」はまだまだ続き、3/18(月)の公立高校の合格発表。
最後は3/27(水)の言語聴覚士国家試験の合格発表。
(これは4年前に指導させて頂いた社会人の方がお受けになりました)
そして「別れ」。
当たり前ですが、私と生徒たちとの授業には必ず最後があります。
以前にも書きましたが、今年は最も長くお付き合いくださった生徒さんとの
別れがありました。小5から高3までの8年間です。
そして先日、「高校入試まで」のご契約だった中3生との「別れ」がありました。
彼女とは1年と少しのお付き合いでした。
ご本人はもちろん、お母様、お父様、弟さん、みなさんとても素敵な方々で、
毎週毎週お邪魔するのが楽しみでした。
お母様がよく笑ってくださるものだから、私も調子に乗ってくだらない話を
毎週毎週長々とやってしまいました。
小学生の弟さんもノリがよく、私が教える変なダンスに付き合ってくれました。
(授業はきちんとしてますよ、念のため。)
最後の日、授業が終わり帰り支度をしていると、
お仕事に行っておられるはずのお父様が突然お帰りになりました。
私にご挨拶をしてくださるために、途中で抜けてきてくださったのです。
「いやー、やまP、ありがとうございました。」
そういって差し出された手を握ると、とっても冷たいのです。
私はそろそろ危険水域に入っていましたが、ダム決壊寸前で堪えました。
そして皆さんから花束や、チョコレート、など次々と贈り物をいただきました。
私がチョコレートが好きだと言ったこと、覚えていてくださったのですね。
最後は外の駐車場まで、皆さんで送ってくださいました。
次の授業まで少し間があったので、コンビニの駐車場に停め、
花束に添えられていた手紙を読みました。
...再び車を発車させるまで、長い時間が必要でした。
皆さん、ありがとうございました。
そして今週からは新しい「出会い」が待っています。
「別れ」ていった生徒たちが私にくれた言葉を糧に、
10日に9周年を迎えるポプラ工房は、
再びスタートします。
これからもよろしくお願いいたします。