子が親を思う気持ちはもちろんだが、
親が子を思う気持ちは、本当に切ないものがある。
私は人の三倍、その思いを味わう立場にある。
まず、私自身が二人の子の親である。
大きな喜びと共に、日々切なさも感じている。(嫁にはやらんぞ!)
そして、人の親になり、自分の親の気持ちを少し理解できるようになった。
あの時はゴメン、そんな気持ちだ。
更に職業上、多くの子どもたちと彼らのご両親に接している。
どちらの気持ちもわかって、切ない。
質の違う愛に軽重はつけられないが、
どちらの立場も経験した私は、
親の愛に切なさを感じてしまうのだ。
親である私は親の愛に肩入れしてしまう。
しかし私は毎日、
「世界中の子どもたちの心に平安を」
と祈っている。
決して、
「世界中の親の心に」
ではなく。
逆にそれは『親』であるが故に、かもしれない。
若い生まれたての命が、たとえ困難を抱えながらでも
生き生きと輝ける世の中であってほしい。
私でも貢献できることがあるだろうか?