最近「効率的に...」という言葉に過剰に反応して噛みつきたくなる。
非効率的な生き方の見本の様な私は「効率的に」と言われると、
何だか腹が立つ。
私の生徒の多くもそうだ。
彼らには絶対に言いたくない。「もっと効率的に勉強しろよ。」なんて。
自分を上手くコントロールできず、誘惑に負け、現実に背を向け、
でも自分を諦めることはできない。
そんな彼らに効率を説いても意味がない。
「じゃあ何?どうするのがいいの?」
そう聞かれても困ってしまうのだが...
すぐに正解を求めることなく、
自分の力で道を見つけてほしい。
HOW TO本を読んでもいいし、先を行く者の話を聞くのもいい。
効率を求めて私もずいぶん読んだ。話も聞いた。
でも、それらのものはスゴ過ぎて、立派過ぎて私にはマネができなかった。
非効率だが、自分の道は自分で模索しながら見つけるしかなかった。
もっと言わせてもらえば、実は正解などないのだと思っている。
「べき道」などないのだ。
模索し続けることが生きることそのものなのかもしれない。