ループから抜け出すために

「どうせ自分なんて何をやってもダメなんだ。」

こんな思いから抜け出せない生徒がいる。

だから宿題をやろうと机に向かっても、

なかなかテキストとノートを開くことができない。

ゲームをやりたいとか怠けたいとか、そういうのとも違うようだ。

昨日厳しいことを言ってしまった。

そいう自己憐憫のループにハマっているとある意味楽だよね。
目線が自分の方ばかり向いて思考停止状態だから。
他のことを考えなくてもいい。

小さな成功を積み重ねていくことが一つの処方箋になることは分かる。

でもなかなか難しい。

そうだ。まずは内向きの目線を外向きにしてみてはどうだろう。

そこで私はこんな提案をした。

来週までに「困っている人を助ける」という経験をを1つか2つしてみよう。
そして喜んでもらった時、意識的に「ああ、喜んでもらえてよかったな。」と
感じてみよう。
例えば、いま外は道が悪い。
ツルツルの横断歩道を苦労して渡っているお年寄りを見かける。
そんなとき「お手伝いしましょうか。」と声を掛けてみるのはどうだろう。

(でも見返りは期待しないコト。)

私の話を聞いている彼の顏は、なんだか嬉しそうだった。

自分が人の役に立てたという経験、

自分が働きかけたことで相手の中にプラスの感情が生まれたという経験。

それはきっと彼の心の栄養になるのではないだろうか。

帰りの車のなかで、

「そうだ。自分も人に喜んでもらうことをもっと意識的にやろう。」

そう思いながら、私もなんだか嬉しくなった。

Posted by Michael