コーヒーが大好きな私が最近ハマっているのは、スマトラをフレンチプレスで淹れることだ。

どっしりとした深いコクと香りのスマトラはフレンチプレスで入れるのがいい。

しかもフレンチプレスはペーパードリップのように淹れる人間の技術に左右されない。

言うことなしではないか…しかし。

しかし、一つだけ物足りなさがある。

それは淹れるまでのプロセスだ。

挽いた豆にお湯を注いで4分間待つだけのプレスには、ドリップのようにお湯を落す瞬間の緊迫感がないのだ。その位置、量、膨らませ方などを瞬時に調整する、あの緊張感が。

美味しいコーヒーを飲むだけなら、そんなもの必要ないように思われるが、

私にとっては、カップやサーバーの湯せんも含め、すべてのプロセスがコーヒーを楽しむ時間なのだ。

「めんどくさいプロセスがある方が楽しめる」というのは、案外、誰もが経験していることではないだろうか。

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