「世間」や「空気」という縛りを取り除くともっと自由に生きられると思う。
以前、同じことを書いたような気がするが、
子どもたちを見ていると何度も言いたくなる。
特に不登校だったり成績が振るわなかったりする生徒には。
「世間」の研究の第一人者である阿部謹也氏によれば、
伝統的な「世間」は既に綻びつつあるようだが、
それでも意識・無意識のうちに絡め捕られている子どもたちは少なくない。
私 「君自身はどうしたいの?」
生徒「学校に戻りたいです。」
私 「それは何故?」
生徒「普通の子はみんな行っているから。」
私 「いやいや、そうじゃなくて…」
結局こんな会話になることが多い。
しかし考えてみると、そういう私自身が自由になれていないのかもしれない。
「世間」に怯え、「世間」にがんじがらめ。
よい先生、よいお父さん、よい社会人。
でも、その”よい”は、ありもしない”外の目”からみた”よい”だ。
息苦しい。
生徒たちと対話しながら、一緒に自由になる道を探していこう。