これまで何度か書いてきたが、
株式会社を設立した大きな動機として、善意の連鎖「PiFプロジェクト」の実現がある。
しかし、いまだ形になっていない。
今朝、お隣さんの除雪機の音で目が覚めた。
「昨夜からの大雪だ。自分も早起きして雪かきせねば。」
「そうだ。駐車場の雪かきもあるんだ…」
未練が残るベッドから無理やり体を引きはがし、フル装備。
しかし、玄関を開けると家の前がきれいに除雪されていた。
お隣さんがやって下さったのだ。
私はお隣に向かって頭を下げ、駐車場に向かった。
ご近所の民家の空きスペースを駐車場として借りている。
利用しているのは私ともうひと方、2台だけだ。
30分ほど、汗をかきながら愛車周辺の除雪を完了。
家に戻りかけて「そうだ!」と思いつき、隣の車周辺の除雪もしてみた。
なんだか嬉しい気分になって「これがPiFだ」と一人でつぶやいた。
PiF は、Pay it Forward の略。
受けた善意を、施してくれた人ではなく別の誰かに返そうという試み。
大層なことではないのだ。
小さな小さなことでよかったのだ。
あたりまえのことをやるだけでよかったのだ。
ちょっと嬉しい一日の始まりだった。