校庭で歩き読書は危ないよ

昨日、中2生との授業中に歩きスマホの話になった。

「最近、車を運転してても”歩きスマホ”の歩行者は怖くてさ…」

「でも先生、そういうのはずっと昔からいますよね。」

「?」

「ほら、小学校の校庭の隅でマキを背負って

歩きながら本を読んでる少年がいるじゃないですか。

あれは歩きスマホのハシリですよね。」

「…?」

理解するまで少し時間が必要だったが、

「ああ、二宮尊徳の像かぁ。」

私は笑いが止まらず、腹を抱えて転げまわった。

スマホを見つめ、ヘッドフォンをし、マスクをしている人をよく見かける昨今。

感覚器官のほとんどを外界からシャットアウト。そんな感じだ。

今の世界は見たくない、聞きたくないモノでいっぱいだ。

みんな、そんなモノから無意識に身を守っているのかもしれない。

そして、そんなモノに自分の姿をさらしたくないのかもしれない。

思えば私たちの仕事”家庭教師”は、そんな時代にあって、ユニークな位置にある。

生徒たちの究極のプライベート空間「自分の部屋」に入り込み、

face to face で2時間、時間を共有するのだ。

目を閉ざし、耳をふさいでいては何も始まらない。

お互いの信頼関係がなければ成立しない時間空間だ。

だから、

私たちに対して目を開き、耳を傾けてくれている生徒たちに

心から感謝し、共に過ごす時間を大切にしたいと思うのだ。

 

Posted by Michael