ことば、というのはやっかいな代物だ。 ことばで思いを伝えようとしても、 わたしの胸にある”これ”は100%伝えられない。 仕方がないから手持ちのことばの中から一番近いものを 相手に差し出す。 しかし、どうも選択ミスをすることが多いようだ。 そして、相手の胸にある”それ”を感じたくても 差し出されたことばから判断せねばならず、 それはまるで曇りガラスを通して外の景色を見ているようだ。 もっともっと「ことば」の感覚を研ぎ澄ましておかなければならないな。