日曜日のお昼どき。
先に食事をすませた私は「ふぁ~」と言いながら上半身裸で床にゴロ。
するとまだ食べてる最中だった息子が妻に、
「ちょっと待ってて」
と言い残し隣の部屋に行きました。
日頃の息子の行動から考えて、私たちは彼が何をしに行ったのか分かっていました。
分かってはいましたが、実際に息子が自分のお気に入りの掛け布団を持ってきて、
「パパ、風引くよ」
と言いながら私に掛けてくれるのを見ると、やはり感動します。
そして親ばかながら「この子は本当に3歳か?」と思うわけです。
そんな息子に妻が、
「どうやったら君みたいに優しくなれるの?」
と聞くと、少し間があった後、
「自分の目でよーく見て、自分の頭でよーく考えて、優しい夢を見て...」
それを聞いた瞬間、胸の奥から暖かいものが込み上げてきました。
妻の方を見ると...やっぱり。
大切なことを思い出させてもらった日曜日の午後でした。