先週の木曜日,以前ご紹介しました『子育てハッピーアドバイス』の著者,
明橋大二先生の講演会+ワークショップに参加してまいりました。
先生は大阪生まれの富山人。
講演内容もさることながら,話しの運び,個性的な語り口調,笑いのつぼ,
どれをとっても最高。
出席できて本当に良かった,と思える講演会でした。
お話しの中心はやはり著書の中でも繰り返し強調されている
「自己肯定感」がいかに大切か,というものでした。
先生のお話を通して私が最も印象的だったのは,
子どもは依存と自立の間をシーソーのように,
行ったり来たりしながら成長していくというお話しです。
依存(甘え,従順)は「安心」しかし「不自由」です。
自立(反抗,攻撃)は「不安定」しかし「自由」です。
一番始め,子どもは「依存」の領域にいる。
↓
「依存」は「安心」だが「不自由」だ。
↓
そこで「自立」の領域に向かう。
↓
「自立」は「自由」だが「不安」だ。
↓
そこで「依存」の領域に向かう。
「依存」と「自立」は表裏一体。
しっかりと「自立」させようと思うなら,
しっかりと「依存(甘え)」させなければならない。
言われてみれば確かにうちの息子は「依存」と「自立」のサイクルを繰り返しています。
息子のペースに合わせるなら,「依存」してもハネつけず,「自立」しても追わないのが
大切なことのようです。
もうひとつ印象的なお話しがありました。
それはある小学校で行った
「大人から掛けてほしい言葉は?」
というアンケートの回答です。
どんな言葉が1位だったと思います?
...それは「ありがとう」でした。