私は、コーヒーはストレート、ウィスキーはシングルモルトが好きだ。
そのものの個性が際立ち、なにより「単一」というシンプルさが私の性格にはピッタリだ。
しかし、子育てとなると事情が変わってくる。
子どもはたくさんの人間に育てられた方がいい。
両親はもちろん、兄弟姉妹、祖父母、ご近所さん、学校の先生や用務員さん…
しかし、そのような環境にいない子どもたちもたくさんいるだろう。
そんなときこそ読書なのではないだろうか。
時間と空間を超え、ある種バーチャルではあるが、自分とは違うさまざまな人生を体験できる。
それらが脳内でブレンドされ、化学反応が起こり、その子のオリジナリティー、個性が生まれてくる。
読解力養成や脳科学的効果はもちろんだが、その「バーチャル体験」と「ブレンド」こそ読書の大きな効用ではないだろうか。
講演会や習い事に比べると、費用対効果は抜群に高い読書。
さあ、今からでも遅くはない。Let’s 読書!