生徒を見ていて「それは止めた方がいいのになぁ」と思うことをいくつか。
- マルつけをするときに間違えたものの横に赤で正答を書き込む。
- 図を描いて考えるときに定規で図を描く。
- 英単語や漢字を何十回も書いて覚えようとする。
- 何種類もの色を使ってノートを書く。
- 「休憩」といいながらスマホやゲームに向かう。
- 次から次と新しい教材に手を出す。
- 薄くて細い芯のシャーペンを使う。
- 余白に書いた筆算・図・メモなどを消しゴムで消す。
- ノートに余白の余裕を持たせず、ぎっちぎちに詰めて書く。
- コロコロ目標(志望校など)を変える。
- 「頭わるいから」「バカだから」と自分を否定する。
- 知・心・体のうち知ばかりに目が行き、心と体をないがしろにする。
などなど。
あくまで私個人の意見である。生徒により、指導者により、考えは違ってあたりまえ。
例えば、なぜ「マルつけをするときに間違えたものの横に赤で正答を書き込む」ことをやめた方がいいのか?
それは次のように自分に問いかけてみればわかる。
赤で正答を書き込む意味と効果は?
赤で正答を書き込んだだけで学習を終了した場合、再度同じ問題を解いて全て正解となる自信があるだろうか?
どうだろう?
ではどうするのか。たとえばこんな感じだ。
- 問題を解く。
- 解説を熟読しながら答え合わせをする。そのとき以下のような方法で問題番号の横に印をつける。
〇→正解。二度とやらなくてもいい問題。しっかり頭に入っている。
△→正解。しかし曖昧だったり勘で答えてしまったもの。
×→不正解。 - △と×のみ、すべて〇になるまで1~2を繰り返す。
- 3日後、1週間後(できれば1か月後にも)に、1回目が△もしくは×だった問題を解いて復習する。
手間はかかるが効果はある。
(その他の「やめた方がいいこと」は直接私に問い合わせてください。私の考えをお伝えします。)
人は効率だけを優先して生きるべきではないと思う。余白がなければ生きにくい。
でも時間が限られた受験生は費用対効果、効率を重視してほしい。