最近になってようやく気がついた。
英語で会話するのに正確な文法や発音は必要ないのだと。
日本で主に学ばれるのは「現代アメリカ英語」ということらしいが、
アメリカ国内だってたくさんの”方言”があるようだ。
実際、アメリカのドラマを見ていても訛りの強い英語を話す人々がよく登場する。
イギリスに住んでいた経験を持つ生徒が、
「街に出ると、それぞれがぞれぞれの”英語”で話している。」
と言っていた。
以前、難なく英語を話せるというタイ人と会話したことがある。
彼は、日本人が苦手と暗示をかけられている th、r、l などの発音なんて適当だったし、
三単現のSだの時制の一致だのは全然気にしていなかった。
でも、堂々と自信を持ってサラリと会話していた。
韓国人だって南米の人だってベルベル人だって、今まで出会ってきた外国人の中で、
私が日本の教材で学んだ英語を話している人はいなかった。
大切なのは相手を理解しよう、この時間を楽しもう、という心意気だったのだ。
もっと気楽に楽しもう。
(でも、カッコいい英語を話したいなぁー)