袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つ今日の風やとくらむ
毎年立春の日に思い出す紀貫之の歌。
夏、冬、春の3つの季節をイメージさせる言葉がちりばめられていて本当に素敵な和歌だ。
暦の上では春なのだが、我が家周辺に春はまだ来ていないようだ。
今年こそは、と意気込んでスタートした2019年も既にひと月が過ぎ、
「ああ、今年もいつもとおんなじ感じかな...」
という気持ちになりかけていたのだが、いかんいかん。
時間のベクトルを過去に向けることはできないが、
90度以内なら変更可能だ。
1度でも2度でも向きを変えたいから、
今日からまた、できることを一つ一つ。