以前も書いたことがあるが、子どもたちの呼吸が浅くて固くなってきている。

本来、子どもたちは大人より自然に近い。

ゆえに呼吸も深く柔らかい。

それなのに、固くぎこちない。

呼吸が浅く固ければ身体も強張る。

そして思考も強張る。

身体は「その人」を入れる入れ物。

強張った入れ物は柔軟性がなく壊れやすい。

しかしながらそこに注目する大人は少ない。

努力が足りない。勉強しなさい。

そればかりだ。

身体は心を映し出す。

身体の強張りは心のSOS。

大人は自分の肩こりが酷かったり、胃が痛かったり、下痢が続けば、

「最近ストレスが溜まっているからな。」

と思うはずだ。(大きな疾患の可能性もあるが)

いや、もしかすると大人たちも自分自身の身体に現れるSOSに鈍感なのかもしれない。

あるいは、あえて気が付かないふりを決め込んでいるのかもしれない。

私が学生の頃に打ち込んでいた少林寺拳法では、

敵と対峙したときに手や足の一部を見るのではなく、体全体をボワンと見るように教えられる。

これを八方目という。

突きや蹴りを意識して手足だけを見ていては反応が遅れる。

ちょっとした身体の動きから相手の攻撃を予測するためには体全体を観察する必要があるのだ。

私はその日最初に生徒と会ったとき、この八方目で身体全体を観るようにしている。

私が観ているポイントをあえて並べてみれば、

立ち姿、肩や首の強張り、呼吸の深浅、目の動き、顔の表情、声の質など。

これらを個別に意識してはいない。

しかしいつもと違う部分があれば大抵は “何か” を感じ取ることが出来る(うまくいかないこともある)。

この辺りに気が付くのも家庭教師の仕事なのだと思う。

私は生まれ持った特質、学び、経験などからかなり高感度のセンサーを備えている(と信じている)。

好感度過ぎて、生徒の抱えている問題によっては一緒に泣いてしまうこともある。

おっさんが子どもと一緒に泣いている姿はホラーだと思うのだが…。

本人の取り組む姿勢、勉強の方法論、指導者の指導方法などに注目するのが一般的。

でも、心と身体の強張りにも意識を向ける必要があるのではないだろうか。

と、身体オタクの私は思う次第です。

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