動物との触れ合いが人間に多くの癒しを与えてくれることは間違いないだろう。 そこには科学的なエビデンスもある。 幸せホルモン「セロトニン」、愛情ホルモン「オキシトシン」、恋愛ホルモン「フェニルエチルアミン」などの脳内ホルモンが分泌されるらしい。 これだけのホルモン攻撃を受けて幸福感を感じられないはずがない。 ついでに焼肉でホルモンを食べたら、もはや幸せの大安売りだ! つまらない冗談はさておき。 ペットに限らず、人は「命」と触れ合うことできっと幸せを感じるのだろう。(きっと文献もあるはず) パートナーをハグしたり、子どもの頭を撫でたり、手を握り合ったり、背中を摩ってもらったり。 子どもの頭を撫でることはするだろうが、基本的に日本にはない文化だろう。 私は海外の映画やドラマを観るのが好きなのだが、ハグやキスのシーンのない映画やドラマを見たことがない。 家で、街角で、オフィスで、みんなハグしたりキスしたりしている。 もう、みんな、セロトニンやらオキシトシンやらフェニルエチルアミンやらがドバドバ出ているに違いない。 羨ましい。 でも、路上で日本人カップルがひっついているのを時々見かけるが、なぜだろう、不潔感というかいやらしさというか粘着性を感じてしまう。 ハグに清潔感が必要かどうかはさておき、見ていてあまり気分がよろしくない。 私だけだろうか。おっさんだからか。 おそらくやっている方も見ている方も身体文化として身についていないせいだろう。 だから不自然なのだ。 欧米人がおじぎをしている姿にぎこちなさ、不自然さを感じるのと同じだ。 人は命の暖かさに包まれて生まれてくる。 だから命の暖かさが心地よくて、命の暖かさを求めるのだろう。 それを得られないのはきっととても辛いことなのだ。 今朝、「いってきます」と元気に家を出ようとするチビをいつものようにハグした。 当たり前のようにやっていることだが、 有難いことなんだ。 この記事を書きながら、そう思った。