身体マニアの私にとって筋トレは自分の体を使った実験に他なりません。
しかし、私は筋トレ時のあのツラさが大嫌いです。
痛いのとも違う、だるいのとも違う、身体が「ツライよ、ツライよ」と訴えてくるあれです。
嫌いならなぜやるのかといえば、ご褒美が2つあるからです。
一つは、育成ゲーム的喜びです。
呼吸の仕方、トレーニング時間、前後の栄養補給などによって効果が変わります。
私はマッチョになることとか、たるんだお腹を引き締めようとかに興味はありません。
興味があるのは、変数の値を変えることで筋肉の成長具合が変化することです。
もう一つは、脳内ホルモンが与えてるくれる喜びです。
筋トレ後にはエンドルフィン、ドーパミン、セロトニン、テストステロンなどが分泌されます。
これらによりストレスが軽減し、多福感、心の安定が得られます。
客を喜ばせる芸をした動物たちに与えられる餌と同じかもしれません。
では学習することの喜びは何か。
それはもう限りなくあります。
まず、本気で取り組んで集中してみると分かりますが、筋トレと同じく心が安定します。
また、日々続けていれば思考が滑らかになり可動域が増します。
物事を判断する材料が増え、多くの視点から思考することができるようになります。
顔つきが変化します。(知的になっていきます。)
そして何より勉強している姿を見せれば、親や先生の覚えがめでたい!
でも本当は、学ぶこと自体が面白い、と私は信じているのですが。
今日はどうだったか。
子どもたちに伝えられたかな。
私の信じる「喜び」を。