1月は私にとって、重く悲しい月だ。
小さな命を失って10年。今でも時々かさぶたが剥がれることがある。
あれ以来、「命ってなんだ?」と問い続けてきた。
答はいまだに得られていない。
しかし、年の初めのメッセージの中に答の一片を見た気がする。
「一年間、必死に頑張りました。明日センター受けてきます。」と言っていた生徒の引き締まった表情に感動。
病気と闘いながら教員になった元生徒の「中学校にもだいぶ慣れてきました!」というメッセージに感動。
高校を中退し、のた打ち回っていた元生徒の「一段と僕に似て、可愛くなっていく一方です。」というメッセージと可愛らしい彼の娘の写真に感動。
深い悲しみを乗り越えて医師になった元生徒の「4月から京都の大学院に行きます。昔、山岸先生に言われた通りになりました。」というメッセージに感動。(俺、何て言ったっけ?)
苦難を乗り越え、いきいきと生きている彼らが答を教えてくれた。