生徒たちには英単語の覚え方をこれまでいくつか指導してきた。
いずれの方法も基本は「ふわっと何度も、最後にテスト」。
単語に限らず暗記の基本は「出会う頻度を上げる」こと。
とにかく何度も目にすること。
1回の時間は短くていいのだ。
コッテリやっても効果はない(と思う)。
その際、声に出すことと1秒ルール、そして欲張らないことを忘れないでほしい。
声に出すことで脳への刺激が三倍になる。
声に出さなければ視覚による刺激だけだが、声に出せば視覚、聴覚、運動(口、顎)の3つの刺激となる。
1秒ルールとは1秒以内に思い出せなかったらいつまでも「あれ、何だっけ?」とやらず、さっさと答えを見る、というルール。
1秒以内に出てこないものは、実際のテストで使い物にならない。
そして何より大切なことは欲張らないことだ。
とにかくまず代表的な日本語訳を一つだけ覚える。
どのページのどの単語でも瞬時に答えることができるようになったら、
たとえばスペル、派生語、例文、イディオムなどに進む。
一度にあれこれ覚えようとすると負担が大きく、気持ちも萎えがちだ。
ます一単語一意味。
それを1冊やり通すだけで基本的な語彙力と何より達成感を味わえる。
達成感は大切だ。次のステップへの原動力になる。
そして最後に確認テストをやる。
以上が基本。
単語暗記は出会う頻度が大切だと書いたが、
頻度を増やす方法として例えばこんなのはどうだろうか。
- 紙に書いて天井に貼っておけば眠る直前、起きた直後に目にすることができる。
- トイレに単語帳を置いておく。(同じものを複数用意する必要がある)
- 単語帳が大きくて持ち歩きが難しければ写メで撮っておけば、いつでもスマホで見ることができる。
- 部屋のドアに貼っておき、入出時にチェックする。
- パソコンのデスクトップにメモ機能、付箋機能などを利用して貼り付ける。
- A4の紙に書いてクリアファイルにいれ、家のあちこちに置いておく。
注意したいのは、貼り付けたものたちは必ずアップデートすること。
覚えたのに面倒がって同じものを貼ったままでは全く意味がない。
好きなアイドルの昔のポスターならまだいいが、
黄ばんで角がめくれ上がった英単語リストの紙は、
ものごとを途中で止めてしまった自分を呪う
呪符のようではないか。
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